さまざまな加工方法と確かな技術で、
ご要望に応じた製品を製作いたします。
弊社ではワイヤロープのさまざまな加工方法をご用意し、用途、ご要望に応じた製品を製作いたします。
また、製品強度検査等のワイヤロープ加工品に関連するサービスにも対応しております。
ワイヤロープの選定、加工方法の選択、特殊加工品の製作などのご相談にも対応させていただきます。
アイ加工
手編み加工 カゴ差し段落
ワイヤロープ端末を折り返してアイを作り、その折り返した各ストランドを本体ワイヤロープの撚り方向と反対方向に編み込む方法。編み込んだ箇所の外観がカゴの様に見えることから、「カゴ差し」と呼ばれます。(※写真はその後、段落し加工を施しています。)
手編み加工 巻差し段落
ワイヤロープ端末を折り返してアイを作り、その折り返した各ストランドをそのまま本体ワイヤロープのストランドに沿って3回以上丸差しし、その後、各ストランドの素線の半分を切り落とし、残った半数の素線を2回以上編み込む方法(切り落とした残りの素線を編み込むことを半差し或いは段落しと呼びます)。当社では「3回丸差し/2回半差し」を玉掛索の加工標準としています。
フレミッシュ加工
アイスプライスの前工程で行う加工で、アイの部分となるロープをとなりあう2本-4本、あるいは3本-3本のストランドに分け解き、解いた一方のストランド束を折り曲げ、アイの形状にした後、もう一方を折り曲げたストランドの束へ巻きつけていく加工です。アイスプライスによる加工部分の摩擦力に加え、アイ部分での摩擦力が増すことで、より信頼性の高い加工といえます。
ロック加工
ワイヤロープ端末を折り返してアイを作り、専用のスリーブ(ロック管)を圧縮し締結させる加工方法。熟練度によって耐力に差が出るとされる手編み加工と比べ、安定した強度を保つことが出来る加工方法です。
ソケット加工
ソケット金具内の円錐部分に、ロープの素線を茶せん状にばらして挿入し、その上から合金を鋳込む加工方法。
合金と素線の付着力を利用してソケット内にロープを定着させる方法で、正確に行われた際の締結効率は100%で、ロープ端末加工の中でもっとも信頼性が高くなっています。
シングルロック加工
ロープ2本をスリーブで圧縮するロック加工に対し、ロープ1本を挿入し圧縮する加工方法。
加工によるロープの強度低下が少ない加工方法で製品強度は、ロープ破断強度の95 ~ 100%です。ご希望の金具サイズでの特注も可能です。
エンドレス加工
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グロメット
詳細はコチラ → -
エンドレスロック
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無端索
グロメット
1本のロープから抜き取った1本のストランドを組み合わせて円形にする加工方法。玉掛索として最も短く出来る加工方法で、吊り揚低が限られるシーンで多く採用されます。
ベケット加工
ワイヤロープ保護
ワイヤロープモッコ
PLモッコ
ワイヤロープを縦横相互に編み込み、ネット状に仕上げる加工製品。多数の小物を一度にまとめて吊り上げる際に用いられる荷役道具です。すべてのロープ端末をアルミロック加工とすることで、使用中のほつれや引っ掛かりが少なく、使いやすさにも配慮しております。
すべて社内で製造しており、異形状の特注にも対応いたします。
端末止め
プリテンション加工
新品ワイヤロープに一定時間所定荷重(張力)をかけ、初期伸び(ワイヤロープの構造上の伸び)を除去するものです。
当社では、ワイヤロープ規格破断力×40%×30分×2サイクルをプリテンション加工標準としております。
破断試験・プルーフテスト
新品ワイヤロープ加工品の耐荷重や規格破断力、使用中、使用後の加工品の残存強度の確認のための破断試験およびプルーフテストにも対応させていただきます。
ポータブルプレス機
張索など、現場でのロック加工が必要な場合に、ポータブルプレス機のレンタルを行っております。
100V電源仕様の油圧ポンプで、お手軽にご使用いただけます。また電源の確保が困難な現場には、手動油圧ポンプもご用意しております。
3mm~6mmのアルミクランプ管・ステンレスクランプ管いずれの場合にも対応可能です。