ステンレスの特長
ステンレス鋼は鉄を主成分としながら、少なくとも10.5%以上のクロムを含有し、鉄の持つ容易にさびるという弱点を防止するように改良され、高温水蒸気、アルカリ性・酸性及びその他の腐食雰囲気や化学薬品にも、炭素鋼ロープにくらべて優れた耐食性があります。
ステンレスを表す記号 SUS (Steel Use Stainless)
代表鋼種はNi系ステンレスでは、SUS304とSUS316があり、他の金属と比べ伸びが大きく、しかも引張り強さが高い、機械的性質に優れた理想的な材料です。
1×19
7×7
7×19
7×37
6×7 FC
6×19 FC
6×24 FC
6×37 FC
6×Fi (25)FC
6×WS(26)FC
6×Fi (29)FC
6×WS(36)FC
6×Fi (25)IWRC
6×WS(26)IWRC
6xFi (29)IWRC
6×WS(36)IWRC
19×7
ステンレスがさびに強いしくみ
鉄にクロムを添加するとクロムが酸素と結合して鋼の表面につくる薄い保護皮膜(不動態皮膜)がさびや汚れの進行を防ぎます。約100万分の3mmくらいの薄さで、大変強く、また壊れてもまわりに酸素があればすぐに自動的に再生してさびを防ぎます。
しかし、ステンレススチールは、絶対に腐食しない金属ではありません。
海中等の不動態皮膜の維持に必要な酸素が供給されにくい場所で塩素イオン(CL-)が蓄積濃化された時には腐食が起こります。そこで発生した腐食を隙間腐食(孔食)といわれます。SUS316とSUS304とではSUS316の方が隙間腐食に対して優れていますが、より安全性を考慮すると二相ステンレスであるSUS329J1の選択が適しています。
しかし、ステンレススチールは、絶対に腐食しない金属ではありません。
海中等の不動態皮膜の維持に必要な酸素が供給されにくい場所で塩素イオン(CL-)が蓄積濃化された時には腐食が起こります。そこで発生した腐食を隙間腐食(孔食)といわれます。SUS316とSUS304とではSUS316の方が隙間腐食に対して優れていますが、より安全性を考慮すると二相ステンレスであるSUS329J1の選択が適しています。